Entertainment Business
2010年07月22日
CAAのエージェント
ハリウッド最大のエージェンシーであるCAA(Creative Artists Agency)のAgentと、こうして仕事関係のメールのやり取りができることは、感無量です。
いやぁ、血が騒ぐわね!
昨日はフィルムファイナンス会社で働く友人と久しぶりに会って話し、いろーんな興味深い話が聞けた。裏話とかね。
やっぱり、ロイヤー(弁護士)は大事ね。
パワフルなロイヤーを知っていると、その人がいろんなパワフルなタレント、プロデューサー、エージェント等を知っているので、やはり、パワフルなロイヤーと付き合っていくことが大事と再認識。高いけどね。
あとは、パワフルなローファーム(法律事務所)。
実際にあった話で、自分のロイヤーが今関わっているプロジェクトに必要なタレントは代理してなかったんだけど、そのロイヤーが勤めている事務所が非常に大きくてパワフルだったため、二つ隣のオフィスにいる同僚がそのタレントをRepresent(代理人)していたので
「ちょっと聞いてみるよ」
と言って、ちょろっと同僚のオフィスに行き「あるプロジェクトが二週間後に撮影に入るんだけど、そっちが代理しているタレントの○○を起用したいそうだが、どう?」と聞いてくれ、いくらぐらいだったらOKとの内部情報をもらい、その額を提示したら、即OKが出たと
。どんぴしゃな額がわかったので、無駄なお金を使う必要がなかったと。
いやぁ、すげぇえええええええ!!!!
やっぱ、ディールってこうやって組まれていくのね、ってなんか興奮。
タレント、プロデューサー、投資家、エージェント、ロイヤー、銀行、セールスエージェンシー、脚本家、スタジオ、ファンド、Tax Credit、政府、金、など等、様々な要素が複雑に絡まって、ようやくできる映画。
彼と話してたら、本当に、ハリウッドでできそうな気がしてきた。
今までまだまだ夢の世界って感じだったのが、なんか、非常に現実味が出てきて、ハリウッド映画を作るということを、地に足をつけた考え方として捉えることができたのは、身近な彼と話せたからだと思う。
まぁ、もちろんまだまだですが、実際にそういったディールを組んでやっている人の話を聞くと、俄然やる気がでてきたし、そういった案件があれば、彼のところに持っていけば、なんとかなるんじゃないかって気がしてきて、それが非常に大きいわ。
がんばろう!!!
あと、このたび、昨年6月に仲間と立ち上げたJapan Film SocietyというNPO団体(日本映画をアメリカに広めようという趣旨で立ち上げた団体で、今年11月に日本の映画祭を開催予定)に、2010年6月の役員会にて、正式に会長として就任いたしました。
このNPOと11月の映画祭を成功に導くべく、かなり時間と労力をとられていますが、スーパーパワフルな役員及びスタッフ陣営とともに、こちらも突っ走っていきたいと思いますので、今後ともブログともども、よろしくお願いいたします!
Kevin♪
2010年05月28日
Beat Sheet
1.Log Lineを3つ書く
2.アクション映画のBeat Sheetを作成する
8週間の脚本のクラスが終えるころには、First Act(30Pageぐらい)を、各自、書き終えているそうです。
で、まず、最初の宿題として、Log Line(映画を3行で表す文章)を三つ書けとのこと。
映画のアイディアを3つあげ、それぞれのLog Lineを書かないといけない。
次のBeat Sheetですが、これは、映画の中で主な出来事があるごとに、それを表すSentenceを書いたものだそうです。
このシーンがなければ、映画がなりたたない、というシーンごとに、一行書く。
とりあえず、Die HardがBeat Sheetを書くのに非常に良い題材とのことなので、これを2,3回みたあと、取り組みたいと思います。
Actingのクラスでは、CMのActing Classが終わり、今度、Theatricalに入ったので、授業の空気はもっと本格的。
授業以外でもパートナーと会って、最低2,3時間はクラス外の時間でシーンの練習をせよとのこと。
ってことで、Acting Partnerと火曜日の夜、会って練習します。
先日、うちのタレントの葉月に、脚本と演技のクラスの話をした際、
「いったい、何を目指してるの?行き着く先は。。。どこ??」
と聞かれ
「うーん。。。。」
としか答えられなかった。
興味が赴くままに行動しているのですが、ほんっと、何を目指しているんでしょうかね?
ちなみに、昨日の演技のクラスでは脚本の分析を行い(Script Analysis)、脚本のクラスとも通じるところがあり(あたりまえだけど)、そういう意味でも結構面白かった。
演技のクラスで学んだことが、脚本のクラスでも活きそう!
まぁ、これらも全部、何かにつながることでしょう♪
Kevin♪
2010年05月21日
Screen Writing Class
前から、脚本の書き方については非常に興味があり、その構成や、何が面白い脚本で何が面白くない脚本かについて、ちゃんと体系的に勉強した方が良いなと思っていたところなので、初心者のためのクラスかどうかを確認した後、そうだということだったので、今週日曜日から毎週三時間、脚本のクラスに通います!
色んなところから送られてくる英語や日本語の脚本を読む機会が増えてきたんだけど、どれが良くて、どれが悪いのか、ちょっとわからなくなってきた、というのが正直なところです。
自分的には面白そうな脚本だと思っても、人に見せたらまったく反応が悪かったり、えぇ?と思うような脚本にちゃんとキャストがついたり、企画が進んだりして、いやぁ、結構難しいもんだねぇと最近特に感じます。
で、ハリウッドでは、プロデューサーの多くはちゃんと脚本のクラスをとっているみたいなので、やっぱりちゃんとわかっていることが大事なんだなと、再確認。
先日Battlestar GallacticaのMichael Nankin監督のお話を聞く機会があったんだけど、彼はDirectorになるために、ActingのClassにも通ったそうな。Actorの気持ちがわかり、また、自分にはActingの才能がないことを再確認し、Actorに対するRespectが増えたそうな。
また、ProducerやAgent、ManagerがActing Schoolに通うこともここハリウッドでは珍しいことではないらしく、やっぱり、皆、ちゃんと勉強しているんだなと、思ふ。
さて、私のActing生活はというと、CMの基本とAdvancedのクラスが終わり、先日、Agentを呼んでのショーケースが終わったので、今度はTheatrical(映画、テレビ)のActing Classを取ることに決定。
もちろん、同じ先生の元でね。
Acting Classが火曜日から水曜日の夜に変わったので、ようやく剣道に復帰できる。剣道は毎週火曜日のため、今年はActing Classのため、まったく練習に参加できず。ようやくできるのでうれしい。
でまぁ、このため、水曜日にあったパーソナルトレーナーのセッションを月曜日に移動。
毎週月曜日の夜はもともと社内ミーティングがあるので、パーソナルトレーニングの時間を早くずらし、その後、社内ミーティングを入れることに。
日曜日に脚本のクラスが入ったので、二週間に一度あるJFSのミーティングを日曜日から土曜日に変更できるか、役員会の了承を取らないといけない。
今週聞きます。多分大丈夫だと思う。
今日(木曜日)の夜は何もないので、この後、Robin Hoodを観にいきます。
Screen Writing Classのことを書こうと思ったら、スケジュール調整のことで頭がいっぱいになり、スケジュールメモになってしまいましたが、あしからず。
ではでは、またねぇ♪
Kevin♪
2010年04月28日
組織というもの
うちみたいな小さな会社の社長をやってると、責任もあるけど、すべての権限も持っているので、優秀なスタッフがいれば、決断さえすれば、すぐに物事は動くので、ある意味やりやすい。少人数だしね。
でも、もっと大きな組織のいち「役員」というポジションだと、それぞれの役員の権限が分かれており、特にアメリカだと、ほかの役員の仕事に口出しをすることはタブーだったりする。しかし、物事がすすまなければなんとかしないといけない。権限がない中で、人を動かして物事をすすめる、というのは非常にスキルの必要なことで、これまた、色々と勉強になってます。
前者はもちろん、うちの会社のことで、後者は今役員をやっている映画祭の団体、Japan Film Societyのことです。
JFSは人数も多く、いろんな能力をもった人がたくさんいるので、組織としてはもっと大きなことがやれるし、ポジション的には非営利組織(NPO)なので、国とも組みやすい。
なので、KEではできないことが、JFSでは、できる、ということも多々あります。
しかし、出来上がったばかりの組織なので、いろんなことがあり、試行錯誤で組織変更をしたり、人とぶつかったり、根回しをしたり、まぁ、テレビドラマでよく見る政治劇や社内派閥闘争的なものが、実際にあるので、ある意味すごく大変であると同時に、面白いし、何よりも勉強になる。
で、皆ボランティアでやっているので、会社と違い、「くび」にするという脅し文句はあまり効力をもたない。そもそもお金を払ってないので、くびにしたとしてもむこうは生活的には何も困らないし、むしろ、こっちの組織のほうが人材のロスで打撃を受けることになる。
なので、このさじ加減が難しい。お金は払わないけど、メンバーである以上、責任を持って仕事をしてもらわないといけない。
根底の部分では、みんな、JFSを成功させ、日本のコンテンツをより多くのアメリカ人に広めようという想いでつながっており、仕事で衝突しても、人間的には皆良い人たちばかりなので信頼できる。なので、この産みと成長の苦しみは乗り越えられと確信してます。
あと、まだまだ人材不足で、じゃあ、こういう部門を立ち上げようとか、あるいは独立させよう、という話になったときに、じゃあ、誰がその部門のトップになるのか、という話になったとき、適任者がいない、ということも。
いやぁ、まじで、MBAの授業で習った組織論をそのまま体感してるって感じです。
優秀な人はたくさんいるんだけど、もっと必要なのは確かだわ。
いずれにせよ、この団体のポテンシャルはすさまじいものなので、組織をしっかりと構築する必要があるの。Foundation (基盤)がもろいと、すぐにくずれてしまうので、面倒でも、しっかり話し合って基盤を試行錯誤しながら、信頼関係を築きながら、強固にしていくしかないと思うわ。
11月の映画祭まで、半年。これからフルスピードで動いていかないと!!!
Kevin♪
2010年04月24日
かっこいい先輩 & JFSイベント告知♪
昨夜、まじでかっこいい大学の先輩と飲みました。
VeniceのThe Other Roomというバーで飲み、色々と貴重なお話を聞かせていただきました。
この先輩は日本の超大手広告代理店部長で、ロスにて、エンタメ事業専門の子会社を先週正式に立ち上げ、現地スタッフでゼロから立ち上げており、今その社長をやってます。
日本ではテレビ局を担当し、色んな伝説を聞き(笑)、ミーハーなあたくしとしては、まーじで、かっこいい先輩にあたる人です。
たまたま、いつも行ってる寿司屋で別の、ゴルフ場を経営している慶応の先輩と会い、そのときに一緒にいたのが、この方。同級生との事。
で、同じ大学ということで、二回目にもかかわらず(しかも寿司屋では数秒程度しかごあいさつができなかった)、かなり話は盛り上がり、最後のほうは後輩として、親しく話していただきました。
まぁ、共通の後輩のK氏の話題でも盛り上がり(笑)、まじで楽しく、勉強になる時間でした。
いやぁ、やっぱり広告会社でテレビ局相手にブイブイいわせ(古い?w)、誰でも知ってるテレビ番組をプロデュースし、アニメの権利をカバン営業という形で、一軒ずつ、売ったりして、今はアメリカでエンタメ事業専門の子会社を立ち上げた、なんともかっこいい生き方をされてる方です。
この方、後輩T氏の影響で来週からパーソナルトレーナーにつくらしく、三ヵ月後、皆でベガスのプールパーティーではしゃごうという話になったんだけど、とりあえず、今の状況ではいけないので、三ヶ月待ってくれとのこと(笑)
って事であたしも体を鍛えるの、がんばるわよぉ!!!
Anyways, 久しぶりに兄貴分的な存在の方と知り合い、貴重な時間をすごすことができ、大変楽しかったです。
さて、もう一点お知らせが。
明日、私がかかわっているJapan Film SocietyのFundraising Eventがありまっす!!
詳細は以下のとおり
The Japan Film Society presents Sake Slam
Start Time: | Saturday, April 24, 2010 at 9:00pm |
End Time: | Sunday, April 25, 2010 at 2:00am |
Location: | Chop Suey Cafe |
Street: | 347 East 1st Street |
City/Town: | Los Angeles, CA |
Bad weather got you down?
School or work stressing you out?
Need a release?
Then join the Japan Film Society for SAKE SLAM, where you can...
- Enjoy exclusive drink specials and discounts ALL NIGHT LONG!
- Network with incredible industry people!
- Win prizes from the JFS Raffle Girls!
- Get down to music from resident artist DEEJAY BEYOND!
...And Much More!
SATURDAY, APRIL 24th
$5 cover, $10 after 10pm
Close at 2am or until they kick our asses out!
Brought to you by Chop Suey Cafe and Lounge and the one and only Japan Film Society!
Contact info@japanfilmsociety.org for more info!
イベントコンパニオンの面接及び採用もし、選び抜かれたラッフル・ガールが三名来るので、ぜひ、見に来てチョ♪(笑)
Hope to see you there!
Kevin♪
2010年04月15日
Japan Film Commission
先日、マネージャーYuzoの紹介でJapan Film Commissionという団体の関係者とその上司とVeniceで会ってきました。
なんでも、その関係者とはYuzoが大学時代から知っているらしく、その方はドラマや映画等の仕事をしながら、Japan Film Commissionで海外の映画制作の日本での撮影に関する誘致活動をしているとのこと。
そして、今回一緒にこられたその上司というのは、Babelや踊る大走査線シリーズの映画やテレビ制作のラインプロデューサーなどをされている、日本の制作現場の第一線で活躍されている方。
この方は、Babelで日米共同制作の色んな難しさを現場で体験したが、やはり、海外の映画会社が日本で撮影ができるよう、色々と法律や環境を整備しなければいけないという熱い考えのもと、Locations Trade Showに参加して、どんどんハリウッドの撮影を日本に持ってこれるようにしたいとの事。
しかも、これはボランティアでやっていると!実際の仕事は映画やドラマのラインプロデューサーなんだけど、こういった活動もされているの。
JFCとは(以下、メールからの抜粋)
Japan Film Commision(JFC)は海外の映画やテレビなどが撮影のロケーションを探すときの
日本の窓口になっている団体で経済産業省管轄の団体なんですが、
今、日本での撮影は許可がすごく厳しくて、なかなか難しい状況で、
海外の映画関係者もそれを危惧して、なかなか日本での撮影を避ける傾向にあるみたいです。
JFCはそれを少しでも解消して、日本にもっと海外から撮影できてもらうことを目的にした団体で昨年4月に設立されました。
との事。
で、早速、LAに着いた日にお会いし、時差ぼけにもかかわらず、色々と貴重なお話をしてくれました。
印象深かったのは、JFCというのは、連絡協議会という形で、NPO設立前から、各自治体に窓口が存在していたのですが、つい最近まで、文化庁の管轄だったとの事。
それが、経済産業省の管轄に変わったことで、国も、本格的に映画制作を「産業」として認め、育てようとしている証拠だってところでした。
経済産業省がCo-production用のファンドを作るなど、日本もようやく映画業界を国際的に通用する産業へと育てようとしているのかな。
もうひとつ印象深かったのは、政権が民主党に変わったことで、どうなるか、まだ不透明だと。JFC等の活動に関しては自民党時代に色々と蓄積していったものらしいので、民主党に変わっても、引き続き、映画業界を重要な産業として認めてもらえればうれしいとのことでした。
でも、本当にTax Incentiveや撮影許可等、日本も海外の映画撮影にやさしい環境になったら、日本に落ちるお金も増えるし、国のためにも良いと思うんだよね。また、海外の映画関係者がどんどん日本へ撮影で来ることによって、文化交流も増えるし、日本も海外でも通用する映画制作のヒントも得られるのではないかと、感じてます。
いずれにせよ、ようやく、色々と動き始めている感があるので、どうなるか、楽しみです。
Kevin♪
2010年04月01日
Crooks & Castle モデル
いやぁ、人気だね♪
赤いCrooks & Castleの服を身にまとっているのが健太郎です。
話は変わりますが、うちの葉月がNHKレポーターとしてジョニー・デップやティム・バートン監督をインタビューしたDVDが届いたらしいので、KEの皆で鑑賞会をやろうかと企み中。
最近、50インチのプラズマテレビ&新しいソファーを購入したので(ソファーは明日到着予定♪ ワクワク。。。)ちゃんと活用しないとね!
ではでは、また♪
Kevin♪
2010年03月28日
Forever 21 モデル
誕生日を祝いに、二人で寿司を食いに行こう!って事で、二人で熱く語りながら、乾杯。
功と二人っきりで食事なんてのは非常に久しぶりで、よかったです。
相変わらず熱くまっすぐな男で、お互い、頑張ってハリウッドと日本で成功しようと、誓いを再確認。
で、そのあと、マネージャーのYuzoの家で二次会をやるって事で、私と功とYuzoと健太朗の4人で、男臭いけど、がっつり飲もう!って事で二人でYuzoの家に行ったら、
Surprise!
功の友達が皆家にいるという設定で、サプライズ、大成功!
朝まで飲んで騒いで、最高な時間を過ごしました。
功の友達だけあって、アーティストが多く、なかなか華やかなパーティーでした。
詳しくはマネージャーYuzoのブログで!
さて、そのパーティーでモデルのヒロに
「最近Kevinさんのブログ、おねぇ言葉じゃなくて、寂しいっす。」
と言われ、
「はっ!」
と気付く。
確かに、最近守りに入っており、おねぇ言葉を封印してたかも。
日本の偉〜い方々もこのブログを読んでいるようで、Yuzoマネージャーからも、ブログでおねぇ言葉は控えて欲しいと注意されてたので自粛していたのですが、日本の某芸人風に表現すると
「そんなの関係ねぇ!そんなの関係ねぇ!」
って事で、また、おねぇ言葉、復活するわよぉ!
これがあたしくのブログの本領発揮よ!!!見ててちょうだいっ!!
って事で早速本題に(笑)
今回はうちのハーフモデル健太朗のお話し。
先日、Forever 21のモデルが決まってブログでお知らせしたと思うんだけど、早速オンラインで見れるようになったので、アップするわね。
http://www.forever21.com/heritage1981/forever/location1.asp
黒ブチメガネ君の和製ジョニーデップっぽいのが、うちの健太朗です!
Slideshowをクリックすると、色々と画像が見れるわよ。
ビデオができあがったら、それも流れると思います。
画像をYuzoマネージャのブログより拝借
健太朗、おめでとう♪
Kevin♪
2010年03月25日
Agent、Studio、Paramount Actなど等
マネージャーたるもの、演技の心得もなきゃいけないなと思い、また、実際、役者の心境もわかっていなければいけないと思うので、今年からCMのActing Classに通ってます。
で、演技の勉強のほかに、オーディションのプロセスやCasting Directorの考え方、AgentのGetの仕方等、マネージャーとして必要な知識が身につくので、大変ためになってます。まぁ、マネージャーとしてクラスを受けているのは私ぐらいで、あとのクラスメートは全員プロの役者。
で、昨日、クラスメートの役者と立ち話をしてたら、Agentのルールに関する新たな発見が。
タレントがAgentに付いて、30日以内に仕事をGetできなければ、契約書になんて書いてあろうと、解約しちゃって良いんだって。
AuditionをGet
じゃなくて
仕事をGet
できなければだよ!!
なので、AgentがオーディションにがんがんSubmitしてくれていて、自分の演技力のなさで落ち続けた場合でも、役者の方から解約を申し出ることができるってこと。さすがアメリカね。
って事は、Agentが嫌であれば、オーディションを一ヶ月間、落ち続ければ良いって事よね。。。ま、そんな事する役者はいないと思うけど。
労働法で決められているらしい。
ま、そう考えると、アメリカでは役者って本当に守られてるんだなと思う。
法律も、フェアな競争が行われるためにあり、やっぱ、日本とは全然違うなと感じてます。
日本だと、タレントが今所属してる事務所を辞めて、違う事務所に移籍するってなると、大問題だもんね。
大きな事務所だと、そんなことしたら、芸能界から追放なんてのも全然あり得るし。TVと芸能事務所と映画会社ががっちり組んでいるため、そのタレントを村八分にして仕事を与えないなんて簡単にできるもんね。
アメリカでは良くも悪くも、非常にCut throatな環境で、Agency同士の競争も激しく、常にタレントの取り合いをしているからね(中には同じAgency内でもAgent同士でタレントを取り合ったり)。
スタジオも、法律上、他のスタジオと直接価格やその他情報の交換とかしちゃいけないらしいからね。いわゆる談合とみなされるため(まぁ、実際は担当者レベルで行われてはいると思うんだけど、一応やってはいけないことになってる)。
あと、Studioが製作能力と劇場上映能力の両方をもってはいけないという、1948年に執行されたParamount Actという法律もあるしね。一種の独占禁止法で、どちらかを選ばなければいけなかったの。
当時のスタジオは製作の方が儲かるし、大事、ということで、劇場ではなく、製作の方を選び、劇場を放棄したの。
ま、そのおかげでハリウッドでは非常にフェアな競争が行われ、産業がここまで発達したんだと思います。
日本だと映画会社が劇場を持ってるなんて当たり前だし、自分たちが作った映画を自分たちの劇場チェーンに流すのは当たり前なので、独占的な位置づけになってしまうんだけど(劇場をもっていない映画会社は、でかい劇場チェーンに自分の作品を流してもらわなければいけないので、非常に弱い立場になる)、これを変えないことには、なかなか風通しの良い、フェアな競争が行われる環境にはなりにくいと思う。
アメリカだと完璧に切り離されているので、質の悪い映画はすぐに劇場からおろされ、新しい映画に切り替えられるの。
なので、アメリカだと、一ヶ月したら、もう、その映画が見れなくなってるなんてのは、ざら。結構ペースは速いよね。
だから、上映されたらすぐに見なきゃ、という一種の焦りがある(笑)
まぁ、今すぐ日本の現状を変え、映画の製作能力と劇場上映能力を切り離すことはできないと思うけど、将来的に、エンタメの分野で国際的な競争力を身につけるためには、必要なんじゃないかなと感じてます。
ではでは、またねぇ♪
Kevin♪
2010年03月24日
ハリウッド・コミュニティー
エンタメ業界の中でも役者、弁護士、マネージャー、ライター、プロデューサー、監督、スタジオ関係者、キャスティングディレクター、など等、同じエンタメの中でも様々な職種の人を集めた食事会で、結構面白かったです。
インドレストランを貸しきっての開催で、毎回、違うレストランをまわって行っているとの事。
誘ってくれた弁護士とは、数年ぶりに、ある映画のスクリーニングのレセプションで再会し、その際にこの会に誘ってくれたのです。
イベントはその弁護士の人柄を表していて、皆、とても良い人ばかり。
くじ番号をひいて、その番号が書いてある席に座るというもので、そのあと、もう一度くじを引いて、席替えする、という内容なので、知らない人と絶対に知り合いになれるというすぐれもの。大体いちテーブルに4人ぐらい座ります。
で、うれしい偶然に、前からもっとゆっくりお話したいなと思っていた、キャスティングディレクターのYさんもこの会にいらしていて、少しお話ができたのが非常にうれしかったです。
この方はうちのタレントも大変お世話になっており、たまーにイベントで会ったりはするのですが、ゆっくりお話する機会がなく、今回、お互い、会が始まる少し前にレストランに着いていたので、話すことができました。
彼女はその日、日本から到着したばかりの友達といらしてました。
Yさんはうわさ以上に素敵な人で、はじめてゆっくり話せたのが、その日一番うれしかった出来事かも(笑)
さて、最初のテーブルで一緒になった明るい女性Rachelはライター(脚本家)で、なんと、あのSouth Parkのライターの一人でもあったらしい。経歴からして、かなり大物だったのですが、めちゃめちゃ気さくで、われわれがやっているJapan Film SocietyのVolunteerをRecommendしてくれ、その方の連絡先まで教えてくれました!私はJFSのメンバーのA女史と一緒に参加したのですが、二人で大喜び。
で、席替えの時に一緒になったテーブルの人は、私もよく知っている映画監督とも長い付き合いらしく、その彼も今、日本に関する映画のプロジェクトにかかわっているとの事。めちゃめちゃナイスガイで話が合い、もっと驚いたことに、私とA女史共通の知り合いの女の子と付き合っているとの事!いやぁ、まじにびっくりしました。
さて、そんなこんなで楽しいイベントだったのですが、本日、なんと、あのRachelからFacebook経由で連絡があり、Yさんと一緒にいらしてたYさんのお友達に連絡をとりたいとの事(二人は、二番目の席替えの際、一緒のテーブルだったのだ)。なんでも、名詞に書いてあった連絡先がつながらないので、助けてほしいと。
早速、Yさんに連絡を取り、お友達と連絡が取れるか相談すると、Rachelが直接Yさんに連絡をしても良いとのありがたいお返事が。仕事関係の話だったので、二人をつなげたことで、Yさんからも、Rachelからも感謝されました。
で、何が言いたいのかというと、こうやってYさんやRachelといった、ここハリウッドでしっかりと根付いて活躍されている方と、イベントで会った後でもつながることができたのが非常にうれしく、こういったことの積み重ねが、非常に壁が高く、入りにくいハリウッドコミュニティーの正式な一員になるためのステップなのかなと、思ったり。
Rachelから私に連絡が来たのも、たまたま、最初のテーブルで一緒だったのと、私が日本人で、連絡を取りたがっていた人も日本人だったからだと思うので、まぁ、日本人アイデンティティーを大事にしながら、もっともっと積極的にいろんな集まりに出なきゃなと、前からわかっていながらも、最近つくづく感じます。
こういったつながりを大事にしていきながら、一歩一歩、
ハリウッドでKE帝国
の構築に邁進していきたいと思います。
Kevin♪