2010年12月07日

一歩一歩

はてさて、先週の水曜日に、以前ブログで紹介した大学生のKisuke君が遥々と東京からロスに来て、うちで居候兼インターン兼使用人やってくれてます(笑)。

ハリウッドを見て、自分の世界観を広げたいとの事だったので、できるだけ一緒にでかけて、ミーティングや会食とかに同席してもらってます。

彼は非常に素直で好奇心が旺盛で、人に好かれるので、人に紹介しやすく、同席しても、すごくなじんでくれるので、連れて行きやすいです。

彼も会う人会う人に良い刺激を受けているようで、こっちも紹介しがいがあります。

さて、昨日、一昨日と、週末はLA Show Biz Expoというエキスポに参加してまいりました。

こちらで全米規模のCMを数本取って、巷では通称「CMクィーン」と言われているNarisaちゃんに誘われ、Kisukeとともに、行ってまいりました。

このShow Biz Expo、いろんなショービジネス関係の会社がブースを出して、自分達の商品やサービスを展示する場所。

カメラの業者から、スプラッター人形製作会社から、キャリアカウンセラーから、映画やテレビ用の動物トレーナーまでいて、結構活気付いてました。

鳥専門の動物トレーナーまでいて、なんと、本物のハゲタカを連れてきてました!

まぁ、それはさておき、何よりもためになったのはセミナー。$99支払えば、全てのワークショップが二日間受け放題で、二日目の夜のネットワーキングパーティーにも参加できるというもの。

まぁ、ほとんどのワークショップは、別途ある、講師達の有料セミナー/ワークショップのInformation Session、あるいは、サービスの紹介という感じでしたが、それでもかなり勉強になりました。

特に、SAG(俳優組合)のセミナーでは、SAGの代表者が来て、SAGに入る方法、メリット、現状況、SAGとAFTRA(TVとラジオパーソナリティーの組合)の合併について、セミナー参加者の具体的な状況の質問に対する回答、あまり一般的に知られていない情報などなど、めちゃめちゃPracticalなセッションでした。

あとは、Breakdown Servicesという、ハリウッドのエージェント及びマネージャーのほとんどが使用している全米一の業界用キャスティングサイトの創業者が、キャスティングディレクターが俳優を選ぶ際の基準等を教えてくれました。

これらのワークショップに参加して感じたことは、ベールに包まれたハリウッドという業界もビジネスであり、他の業界とさほど変わらないということ。

ただ、しくみがあまり知られていないだけで、知ったら、全てMake Senseするのが分かり、安心しました。

安心したと同時に、ハリウッドコミュニティーにマネージャーとして食い込むにはやらなければいけないことがゴマンとあることが分かり、いやぁ、たくさんやることがあるなぁ。。。と(笑)

でもやるしかないわね!

なるほどね、と思ったひとつの例は、キャスティングディレクターが俳優を選ぶ基準。

Breakdownのサイトから実例を引っ張ってきてくれたんだけど、あるハリウッド映画の大作の役に対して、応募数が2700いて、その中から、14人しか、オーディションに選ばれなかったの。

しかも、これは役者本人からのサブミッションではなく、エージェントやマネージャーからのサブミッションの数!

じゃあ、これだけの人数の中から、限られた時間内で、どうやって14人を選ぶの?という、ほとんどの役者が思う疑問を答えてくれたの。

基本的には、知ってる俳優(以前一緒に仕事をした事のある俳優)の中から、その役に合っていて、プロデューサーや監督に見せても間違いがない人から、どんどん選んでいくらしい。

クリック、クリック、クリック、クリック x 14回で、はい終わり。

そんなノリらしい。

考えれば当たり前の話である。

一度起用して、役もきっちりこなし、時間通りに来て、ちゃんとした役者であれば、また選んだとしても、安心して、製作者側に紹介できる。

一度も起用したことがない役者だったら、キャスティングディレクターにもリスクがあり、たとえばその役者が、すごく失礼な人だったり、遅れたりドタキャンしたりする人であれば、そのキャスティングディレクターの評判(=次の仕事)に関わってくるので、CD(Casting Directorの略)も必死である。

ハリウッドのCreative側の人はほとんどがフリーランス。今の仕事がうまくいけば、次の仕事につながり、悪かったら、つながらないし、仕事にあぶれる。これは、もちろん、CDに関しても同じである。

セミナーの講師(Break Downの創業者)が言ってたのは、CDが上で、役者が下、という意識は捨て、対等であるという意識を持ったほうが良いと。

パートナーであると。役者がきっちりと仕事をして、製作者(プロデューサーと監督)側に良い印象を与えれば、CDの印象もあがる。

そうなれば、また別の仕事でCDが役者を探しているときに、その役に合ってれば、必ず、呼んでくれると。

そういった意味では、Relationshipが大事であるのは、何もエンタメ業界に限ったことではない。

ただ、ひとつの仕事に対しての応募の数が半端ない世界では、やっぱり、知ってる人を優先的に入れる、というのは

1)時間的制限



2)知らない人を紹介するリスク

のことを考えると、いたって当たり前の選考方法よね。

もちろん、きっちりしていて、演技ができて、その役に合っている、というのが前提だけど。

まぁ、そんなこんなで、色んな裏話も聞け、非常に勉強になったわ。

このショービズエキスポに誘ってくれた女優のなりさちゃんに感謝すると同時に、こういった業界のしくみの勉強を進んでやる彼女は偉いなぁ、とめちゃリスペクト。彼女からも色々と教わったし。

さてさて、ワークショップを受けて、もうひとつ気づいたことは、以外と他の受講者と仲良くなれること。

188cmのRunway/Commercial/Fashionモデルのジャネルと仲良くなっちゃいました(笑)

すごく美人で、背も高く、金髪でスタイルが良いことから、受講者の中で一番目立つ存在なんだけど、あたくしが他の受講者と話しているとき、あたくしがマネージャーであるという話が聞こえたみたいで、その受講者と別れ、エスカレーターに乗るとき、彼女と目が合い、そこから話し、彼女もマネージャーを探しているとのこと。

彼女はモデルとしての経験は結構あるんだけど、役者としては始めたばかりみたいで、マネージメントを探していると。

残念ながらうちは、日本人に特化しているマネージメントである旨話したけど、逆にそのおかげで、そこからビジネスではなく、友達として色々と話すことができ、彼女は食事内容や運動法、毎日の過ごし方で健康的に生きよう的なWebsiteを立ち上げようとしている段階で、本人が自らそのSpokespersonをやっているみたいで、その話で盛り上がりました。

で、次の日の日曜日に他のワークショップで彼女とまた一緒だったので、セミナーのあと、なりさちゃんを紹介し、3人で色々とまわりました。

(インターンのKisukeはワークショップ受け放題のパスを持っていなかったため、その間、会場周辺をウロウロしてもらってました。笑)

その後、パーティーまで時間があったので、皆でリトル東京に行き、海鮮丼を食べ、ジャネルはKisukeの英会話の相手をし、ほのぼのとした時間をすごしました。

お腹がいっぱいになり、戦に備えることができたので、その後パーティーへと向かう。

パーティーでは、ジャネルとなりさちゃんは大人気で、男の行列ができるほどで、あたくしとKisukeは邪魔にならないよう、そそくさと他の人たちと話してました。(笑)

で、パーティーの中で、なぜか、非常にオーラを感じて、何がなんでも話しておかないとと思わせるような背の高いイケメンの男がいて、彼が帰る直前になんとか話しかけることに成功し(おもいっきしナンパね)、なんと、ミュージシャンであることが判明。

彼とは絶対につながっておきたいなと思い、かといって、音楽業界のことはあまり知らないので、どうしようかなと思ったところ、そういえば、ジャネルのWebsiteに彼の音楽をつければ面白いのではないかと思い、彼をジャネルに紹介。

ジャネルは長身の金髪ランウェイ&コマーシャルモデルなので、とても人に紹介しやすい。ちなみにめちゃめちゃ良い娘。

この男(ロック。本名。親がヒッピーで音楽を愛していたので、Rockという名前を付けたらしい)もめちゃめちゃナイスガイで、すばらしいオーラを持っていたので、この人も、人に紹介しやすい。

なんか、二人が話しているのを見てたら、映画のワンシーンみたいだった。まじで。

そこにNarisaちゃんが加わって、いやぁ、めちゃめちゃ華やかなテーブルだったわよ、うちら!

ちなみに、友達に大手音楽エージェンシーで音楽エージェントをやっている人がいるので、彼に今度紹介するよ的な話をしたら、より興味を持ってくれました。

話し相手のためになるネットワークを持っている事は強いなと、再確認。

絶対に大物になるわね、彼は(まだ音楽を聴いてないけど)。

すんごいオーラの持ち主なんだけど、三週間前にLAに引っ越したばかりで、これからエージェントを探したりするみたい。

時間の問題だと思うわ。今のうちに何かしら手助けができ、仲良くなれる状態にあるというのはラッキーね!

そういえば、他にも、ミュージシャンをやっていて、これからアクティングもやっていきたいというアジア系の女性にも会ったわ。こういったパターンって以外と多いのかしら。

しかしまぁ、こういった発掘も結構楽しいわね(笑)

JFSでクリスマスパーティーをやるので、ぜひ来てくださいと、ジャネルとロックを誘いました。Narisaちゃんは既に誘ってます(笑)

皆来てくれるって。

今回のショービズエキスポでは、駆け出しの役者が比較的多く、マネージャーだというだけで、かなり興味を持たれました。

日本人に特化していてよかったなと思うのは、失礼のないように、断れるということ。

「あ、マネージャーなんですか?」

と興味をもたれるのですが

「えぇ、日本人に特化したマネージメントをやってます」

と答えると、「あぁ、残念」と言ってくれますが、特にいやな顔はせず、もし、良いマネージャーかエージェントがいれば紹介してください、みたいな感じで会話が弾むので、得っちゃ得。

あと、先方も、マネージャーという職業の人とつながっておこうと思うみたいで、皆名刺をくれます。

将来的にうちで、日本人以外のタレントも受け入れるかどうかはまだ決めてませんが、少なくても今は、日本人に特化したマネージメント会社、という位置付けで、比較的ハリウッドの人たちに覚えてもらいやすい(セミナーのスピーカーとかと名刺交換をしても、それを言うと、皆、あたしが渡した名刺にメモしてくれたり、「あら、それはすばらしいわね!」と、嘘か本当か分からないけど、とりあえず言ってくれたりと、なにかしらの反応を示してくれる)ので、今はこれで行こうと思います。

あぁ、でも音楽業界のことを知ってたら、絶対にRockをマネージしたかったんだけどね(笑)

と思ってたら、先ほど、早速メールが来て、色々話したいので、今週コーヒーしましょうとのこと。

いやぁ、るんるん♪

ハリウッド、楽しい!!!


Kevin♪

drecom_kevinagency at 08:45│Comments(0)TrackBack(0)Entertainment Business | 日記

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