2006年04月23日

プロダクション会社でのインターン

以前ブログで大手スタジオで冬のインターンをやったと書いたと思うんだけど、このたび、新しく、Phoenix Picturesというプロダクション会社で春のインターンをやる事になったの。

ここでは、本当にアシスタントのアシスタントという、ピラミッドの底辺にある仕事で、冷蔵庫にコーラや水等を補充したり、コピー機に紙を補充したり、郵便物を仕分けし、役員に配ったりするという、MBAとは全く関係のない仕事なの!また、社長のコーヒーを隣のコーヒー屋まで取りに行き、皿の上に小さなスプーンと一緒に置いて社長まで持っていったりと、いかにもエンタメのインターン!!って感じなの。あぁ、あたしって今、底辺を経験してるのね、って変な満足感(ノスタルジア?)を得ている今日このごろ。(笑)

しかし、エンタメ関係の人ってダイエットコーラ大好きね!(関係ないけど)

でも実はそれ以外の仕事として、脚本を読んで、Summary(まとめ)を書いたり、プロダクション会議に参加したりと、ハリウッドのプロダクション会社の日々の業務に加われる、貴重なインターンなの!Agentから脚本が毎日のように来るんだけど、先輩のインターン生いわく、「Agencyから来る脚本はほとんど駄作ばっか!」らしい。

うーむ、なるほどね。良い脚本はまず大手スタジオや超有名プロダクションに行くのかもね。

で、こないだコピー機に無造作に置いてあったメールのコピーを見てしまったんだけど、キャスティングに関するもので、Nicole Kidmanはいつでも働ける、誰々は現実的に秋まで空いてない等、ハリウッドスターのそうそうたるメンバーの名前がずらーっと並んでるわけ。多分、新しいプロジェクトのキャスティングについて、誰にしようかという内容だと思うんだけど、あたしでも知ってる名前ばっかりだったわ。。。ちょっと興奮♪

また、よくハリウッド成功物語で、まずはAgencyのメールルーム(郵便部屋)から初めて、そこからアシスタントになって、どんどんのし上がっていって、いずれは大物Agentか、プロデューサー、またはスタジオのトップになるみたいな話がされるんだけど、メールルームが何故重要なのかがよく分かったわ。

毎朝、メール(郵便物)の仕分けをするんだけど、どこから誰宛にどんな郵便物が来るのかが分かるので非常に面白いの!特に葉書とかだと内容が読めちゃうので、さらに面白い。基本的にエンタメ企業のメールルームだと、内容を読んでも問題がない雰囲気なの。むしろ何が起こっているか把握しとく必要があるので、推奨されてる!ってそんなわけないか。。。笑

まぁ、封筒を開けて中を見るのはやりすぎだけど、葉書ぐらいなら、全く問題はないわ。でなければインターン生に郵便物の仕分けをさせるわけがない。勉強しなさいという意味も込められてる。。。はず!?

さすがに上司に、「郵便物を読みなさい!」とは指示されないけど(笑)

キャスティングディレクター宛に来たはがきに、「あたしは(某プロデューサー)のプロジェクトだったら、絶対に参加したいわ!是非ともよろしくね♪)って書いてあったんだけど、多分女優さんじゃないかな。なるほど、こうやって、役者さんたちもプロダクション会社とのネットワークを保っているのねと、妙に関心。

まぁ、そんな感じで、実際に映画を作ってるプロダクション会社でのインターンで、非常に貴重な経験をさせてもらってるわ。

これも、友達が冬にこのプロダクションでインターンをやってて、たまたま彼女と話をしてたら、この会社が春のインターン生を探しているんだという話を聞いたので、彼女に紹介してもらったって感じ。

あたしはスタジオでのインターンは既に経験済みだったので、今度ははプロダクション会社でインターンをやってみたかったの。

で、先日インタビューをして、無事受かって、今週から始めたって感じ。この会社も日本と新たな関係を築こうとしているみたいで、その面でもお手伝いできると思います!って感じにアピールしておいたわ♪

やっぱ、「日本」を最大の武器にして、エンタメの硬い扉を開く事って大事ね!


ほな、さいなら~♪

Kevin



at 05:16│Comments(0) Entertainment Business 

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