2005年03月08日

ラッシュアワー2(今度こそ)

 さて、今日はちゃんとラッシュアワー2について書くわよ~!

 自分がHollywood進出して、日本人の俳優をどしどしハリウッド映画に出演させて行きたいと意識してからは、映画の見方が変ったってのが面白いわよね。意識って不思議。アンテナの引っかかり度が違うわ。(とちょっと意識について脱線しそうだけど)。
新聞記事でも今まで飛ばしていた日経の「メディア仕掛け人」も目に止まるようになったし、ハリウッド進出もののドキュメンタリーも見るようになったわ。今まで全く興味なかったのにね。

 で、本題に戻ると、ラッシュアワー2を見て、これこそ私が目指す映画の形ねと思ったの。というのも、ジャッキー・チェンという香港のスターと、クリス・タッカーという黒人アメリカ人スターがコンビを組んで、人種差別系なジョークを飛ばしながらも、2人の友情は熱いみたいな。(アメリカでは黒人系の人種差別的なジョークは黒人にしかできないという暗黙の了解がある。)
で、思ったのが日本人とアメリカ人がコンビを組んでこういった映画できないかどうか。過去にブラックレインでマイケル・ダグラスと高倉健、ラストサムライではトム・クルーズと渡辺健、という風にタッグを組む映画があったけど、コメディーアクション系はなかったような気が。(あったのかしら?)結構シリアス系が多いよね。「日本人は面白い」というイメージは全くないのかしらね。。。ないわねハート割れ



 まぁ、香港のスターは皆アクション(Kung-fu)が出来て、それあっての映画という感じがするので、日本人もまず、そこから入ってアイデンティティを確立した方が良いかもね。
日本の場合、剣術かしら?Black Rainではヤクザ、Last Samuraiではサムライとまぁ、それなりに日本のイメージが定着しつつはあるのだけど、香港スター=カンフーアクションといった確固たるイメージはまだ確立されてないわね。
 確立されてるのはアニメーションぐらいかしら?最近清水崇監督の「呪怨」ドクロがHollywoodでリメークされて興業的に成功したおかげで、ホラーも確立されつつあるわね。
ただ、ハリウッドスターという点では渡辺健ぐらいではないのかな?

 日本人のハリウッド進出(俳優、監督含めて)を考えた場合、やっぱ香港が手本となるような気がするのよね。ブルース・リーやジャッキー・チェンという、スーパースターがいて、カンフーという彼らにしかできない芸でアメリカ人を魅了し、香港アクション映画というジャンルを確立した。そのおかげで他の香港やアクション・スターもハリウッド進出を果たすことができ、また香港人映画監督がアメリカ人スターを使ってハリウッド映画を作るみたいな事も実現したわけさ。やっぱ、こういう確固たるものを確立してから、恋愛ものなり、刑事ものなりのジャンルにすすんでいけば良いと思うのだけど、日本独特のジャンルをまず築き上げない事には、いきなり刑事もので日本人役者が出て行っても難しいと思うのよね。。。

 例えば「The Ju-on」で清水監督がアメリカ人俳優達を使ってハリウッド映画を作る事になったのも、ジャパニーズ・ホラーという日本独特のジャンルがハリウッドに認められたからであり、車や銃を使った、アメリカ映画の得意ジャンルで日本人が勝負をしても難しいと思うの。まぁ、あたしの素人的考えだけど。

 何が言いたいのかと言うと、日本人役者や監督がどんどんハリウッドに出て行って、ある程度ハリウッドでジャパニーズ・ジャンルを築き上げ、その上で、ラッシュアワー2のように、アメリカ人役者と組んで刑事ものをやっても違和感がないどころか、面白くて興業的な記録まで出しちゃうぐらい、アメリカ人と対等な状況になるまで上り詰めて欲しいわね。

 幸い、今、日本のエンターテインメントが注目され始めており、カンヌ系では北野武がかなり知名度が高いよね。良い傾向にあると思うわ。でもアメリカでは日本人の役者の知名度は全然ないわ。アメリカ人やカナダ人の友達に「日本人の役者の名前言える?」って聞いても答えられないと思う。香港の役者は?って聞いたら即、ブルース・リー、ジャッキー・チャン、ジェット・リーは出るわね。

 是非とも優秀な役者や監督にハリウッド進出をしてもらいたいと思うの。そのお手伝いができればと思い、あたしはUCLAのMBAでエンターテインメント・ビジネスを学びに行くわ。

 一つだけ言えるのは、ハリウッドはアイディアが枯れ始めており、今、アジアが注目されているって事。間違いないわ。アメリカのヤフーにも記事が出てた(リンク貼りたいけど失くしちゃった)。是非ともブームで終わらせるのではなく、日本のエンターテインメント産業に頑張ってもらいたいわ。今まで国内市場だけを見てたのでしょうが、これからは海外も意識して産業全体を盛り上げて欲しい。中国進出するにしても、まずハリウッドで成功しておかなければはくがつかないわ!

 とまぁ、ちょっと長くなってしまったので今日はこれぐらいにしておくわ。はぁ、疲れた。困った

 ではではまたね~!

Kevin

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at 10:55│Comments(2) Entertainment Business 

この記事へのコメント

1. Posted by Tutti   2005年03月08日 22:48
Kevio(ケヴィオ)、早速読ませていただいたよ。なかなか文字数が多く、内容も濃かったので、時間がかかったよ。
Kevioの脳内の様子が伺えてなかなか楽しかったので、これからもチョコチョコ読ませていただきます。
では、また。
2. Posted by Kevin   2005年03月09日 10:48
ツッチー、コメントサンキュー♪
あたしの脳内の様子が伺えたようで何よりだわ
熱くなると文章が長くなっちゃうから、
困っちゃうわ~(山本リンダ風)
って歌ってる場合じゃないわよね。
頑張って面白いブログにしていきたいので、今後とも
応援のほど、よろしくね~

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